※毎日の吉方位の活用については
まず よくある質問 をご確認ください。
(活用について迷われることがあれば
ご相談ください)
さて、挨星法(周易遁甲)の作盤には
ザックリ 月盤、日盤、時盤の3つがあることを
お伝えしておりました。
ここでは先般ご紹介した日盤に続きまして
月盤の作盤についてご案内します。
この月盤から導き出す吉方位は、
引越しにのみ 用いることができます。
以下3点にご留意ください。
- 月盤をみて日帰り~数泊のお出かけや
数泊以上のお出かけ用の吉方位を
出すことはできません。
(帰ってくる予定のものはダメだと思って下さい) - 吉方位は約1か月ごとに変わります。
(月盤ですものね) - その吉作用は60か月続くともいわれていますが
移動してから3か月間は全員外泊しないこと。
同時に引越しする人が何人いても
各人の九星を
気にする必要はありません。
各人の九星はノールックで一緒に
引越ししてください。
作盤方法はシンプルです。でも…
移動後3か月は全員外泊しないことは必須です。
(絶対に遅くとも23時までに在宅していて下さい
というか3か月間は早よ帰ってきて下さい)
そのためご自身はもとより
同居されている方も含めて
お仕事で夜勤やお泊りの出張がある方には
向きません。
深夜までお酒などのお付き合いがあり
23時までに帰宅できない可能性のある方にも
おすすめしません。
また、転居や移転は計画的にできるものですが
そもそも方角や日程の
タイミングが合わない場合もあるので
無理は禁物です、マジで。
そして、もしかしたら3か月以内に
ちょっと厳しい日が
あるかもしれないと思うなら
月盤を使用しての引越しを計画せず
普通に転居してください。
代替案ではないですが
ご紹介している毎日の吉方位で
小さな吉を積み重ねていただくほうが
よいと思います。
いやいや、使うかどうかは別として
それでも知りたいんやっ!という
熱心な皆様に向けて
お話しさせていただきますね。
くれぐれもご利用は計画的に❤
必要物品
- こよみ(年干支と月の九星、月の十二支が判るもの)
- 紙とペン
作盤の手順
- 移動(転居)したい日の年干支を調べる。
- 移動(転居)したい日の月の九星を調べる。
- 移動(転居)したい日の月の十二支を調べる。
- 1~3で調べた年干支と九星と十二支をメモする。
- 4のメモの下部に三目並べのように3×3の格子を書く。
(子供の頃やったマルペケの枠みたいな感じでお願いします)
※補足
ここで申し上げる月の九星は
節切りで配当されるものを指します。
(節切りとは二十四節の「節」を基準として
月を区切ることです)
月家九星や月命星とも言います。
年、月の干支も同様に
節切りで配当されるものとお考え下さい。
カシオさんの暦注計算のページにて
目的の日を入力すると
年干支、月の九星(月家九星)と十二支を
確認できます。(節月適用を選んで下さい)
フリーのAI(ChatGPTやPerplexity)でも
試してみたのですが、月初などでは
節切り前の日程を
間違って回答されることがありました。
今のところは年干支、月の九星と十二支を
AIにて確認される場合はご注意ください。
作盤の具体例①
では、ここからは具体例として
2024年11月7日の月盤を作成してみます。
2024年11月7日の年干支は甲辰
月の九星は五黄
月の十二支は亥
地盤を作る
- 3×3の枠の真ん中に
月の九星(五黄なので5)を記入する。
のですが、実は各枠の中に
上下に2つの数字を入れます。
(下が地盤、上が天盤)
そのため真ん中の枠いっぱいに
5と記入せず
枠内で5の上にも数字を入れられる
余白を空けて記入してください。
こんな感じ↓ - 次に右斜め下の枠に4と記入します。
この地盤(枠内の下部)に
割り当てる数字は、
9→8→7→6→5→4…1→9→8…
という感じで降順に進める
ルールだと考えてください。 - さらに右の枠に3と記入します。
記入の順番は
今、作成中の地盤も
地盤完成後に記入する天盤も同じで
この↓順番になります。 - 順番通り降順に数字を記入していきます。
地盤が完成しました。
天盤を作る
- 3×3の枠の外側に十二支を配当する
イメージをしてください。
「子」が真上にきて、時計回りに
進めます。
こんな感じ↓
これを作成した地盤に合わせると
こうなりますね。 - 2024年11月7日の月の十二支は亥でした。
亥の位置にある数字は6です。
月の十二支のある枠の数字、
この数字(今回は6)を3×3の枠の真ん中
の上側(5の上)に記入します。 - 次に数字を記入する位置は
右斜め下、4の上になります。
1つだけ注意してほしいことが
あります。
日盤の場合天盤は
陽遁の時は、数字を昇順で配置し
隠遁の時は、降順で配置しました。
しかし、月盤の天盤は原則降順で配置します。
これは単純明快でよいのですが
原則があるということは
例外があるということでして…
例外については後述いたしますので
必ず最後までお付き合いください。
ひとまず、このまま進めます。
真ん中(中宮)の6から始まり
6→5→4…と降順に進めます。
5を4の上に記入します。 - 右の枠の上側(3の上)に
4と記入します。
では、天盤の残りも順番どおりに
記入していきましょう。
天盤と地盤が完成しました。
吉凶を判断しよう①
九星気学の方位取りでは南が上、北が下
のような表記になるようですが
周易遁甲では北が上、南が下になります。
東が右で西が左です。
地図と同じ向きなので
親しみやすいと思います。
もう少しだけ基本ルールの説明があります。
天盤でも地盤でも5の入っている方角は
使えません。
さらにその5の入っていた方角
の対角の方角も使用不可という
ルールがあります。
ということで
今回は東南と西北が既に
使用不可となりました。
また、真ん中は元々使用するものでは
ないので5が入っていてもいなくても
気にしないでください。
むしろ真ん中に5があれば
最初に使用不可になってしまう
方角が2つだけになるので
マシかもしれません。
もし真ん中に5がなければ
最初の段階で4つの方角が
使用不可になる可能性もあります。
吉凶を判断しよう②
簡単方位術(日盤を作る)の最初に掲示されている表をご覧いただき
各方角ごとに天盤(横軸)と地盤(縦軸)の数字から
クロスする箇所を見つけてください。
そこが〇なら大吉です。
△や✕は使用できません。
残念ながら
2024年11月7日の月盤には
吉方位がないということになります。
また、月盤は節切り単位の月でみる
吉方位のため
11月7日(立冬の節)~12月6日までは
この月盤の結果ということになります。
そのためこの期間は
周易遁甲を用いての引越しはナシです。
とまぁ、月盤はこんな感じです。
さて、ここからは少しだけ
ややこしくなりますが
あと少しお付き合いください。
原則あれば、例外あり…
月盤の天盤で例外があるって何?
例外になる年干
作盤の手順の中で
1.移動(転居)したい日の年干支を調べる。
とあったにもかかわらず
具体例→2024年11月7日の月盤の作成では
年干支を特に使っていないのでは?
必要あるのかしら?
とお考えになった方も
いらっしゃると思います。
すみません、間違いなく必要でございます。
「例外になる年干」
という表をご用意しました。
具体例の2024年11月7日は
例外に該当しなかったため
ひとまず作盤してしまった次第です。
もし今後ご自身で月盤を作成する場合は
必ず例外になる年干についての
確認をお願いします。
ということで、具体例をもう一つ
ご提示いたします。
作盤の具体例②
2025年3月5日の月盤を作成してみます。
2025年3月5 日の年干支は乙巳
月の九星は一白
月の十二支は卯
- 地盤は月の九星である一白(1)を真ん中に記入。
順番に数字を減らしていきます(降順)。 - 天盤は月の十二支(卯)の位置にある
数字(8)を真ん中の上側に記入。 - 例外になる年干を確認する。
例外になる年干の表をみて
横軸→移動したい日の月の十二支(卯)と
縦軸→年支(巳)の交わる箇所に記載されている
年干(乙)は例外に当たります。
今回、例外に当たりました。
では、月盤の天盤において
例外となる年干に当たった場合どうするか。
➡天盤は降順で配置するという原則を
例外として昇順(数字を増やす)で配置することとします。
(1→2→3…8→9→1→2…) - 吉凶を判断してみましょう
あちゃー…
吉方位がありませんでした。
2025年3月5日(啓蟄の節)~4月3日までは
この月盤ということになります。
結果は残念でしたが
手順は こんな感じです。
おまけ
2024年12月7日の年干支は甲辰
月の九星は四緑
月の十二支は子
2024年12月7日(大雪の節)~2025年1月4日の月盤
(例外の年干には該当していない)
西が大吉となりました。
もし2024年12月7日~翌1月4日までに
今の居所から西へ転居し
且つ転居した日から3か月間
家族全員が外泊しなければ…
祐気取り バッチリですっ!
となります。
そうは言ってもお正月がありますし
帰省や旅行の予定があり
でも偶然にも西へ転居の予定がある方も
いらっしゃるかもしれません。
そんな場合は
祐気取りとか考えずに
無心で引っ越ししてくださいね。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
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